大陰唇縮小手術の記録

2021年に大陰唇縮小手術を受けました。手術に至った経緯と、手術に関すること、その後の記録を残します。デリケートゾーンについて悩んでいる誰かの参考になればと思います。 注意:本ブログに掲載している内容は個人の体験によるものです。必ずしも一般的な内容ではありません。実際に悩まれている方はまずは婦人科・皮膚科を受診してください。

悩みと向き合う(30代)part2

20代の頃、大陰唇縮小術についてネットで知って、いろいろ情報を収集していました。
そういうこともあり、病院の目星はつけていました(以降、A病院と記載します)。それ以外の病院もカウンセリングの予約を入れていましたが、結局実際カウンセリングに行ったのはA病院だけでした。
カウンセリングで患部を見てもらい、確かに大分大陰唇が肥大していること、合わせて小陰唇と副皮も肥大があるので縮小するといい旨を伝えられました。白くなっている皮膚を見て、先生にずいぶん痒かったでしょうと言われました。
ただ先生にはこれは本当にカンジダなどじゃないの?と確認はされました。長年検査もしていてカンジダではないことはわかっていました。
また、縮小術で痒みの出ている大部分はなくなるけど、会陰部はそのままなので痒みが残るかもしれないと伝えられました
結果、カウンセリングで進められた施術は以下です。
・両側大陰唇縮小術
・両側小陰唇縮小術
・陰核包皮切除
・陰核包皮癒着剥離
 
■初回カウンセリングから~2回目のカウンセリング
家に帰り考えました。
その時はあまりにも痒みが酷い時期だったこともあり、 なんとなくすぐに手術をするより皮膚をできる限り良い状態にしたほうがいいかなと思いました。
まずは皮膚科に通い、治療でできる限りのことをしてからまた考えようと、焦る気持ちを押さえて、陰部も診てくれる皮膚科を探して2か月ほど通いました。
かなり真剣に薬を飲んだり飲み薬も飲んだのでその2か月で皮膚は見る見るうちに治っていきました。しかし肥大した皮膚はそのままでした。大分痒みはなくなったのですが、その時々のコンディションで皮膚が群れたりして肥大した部分が痒くなる症状は時々ありました。(A病院で指摘された会陰部についてはこの治療で痒みがほぼなくなりました。)
夏が来れば蒸れもひどくなり、また同じころになるだろうという確信があったので、手術に進むことを決意しました。
1回目のカウンセリングの結果だけで手術の予約に進むこともできましたが、念のためもう一度今の状態を先生に見て欲しかったので2回目のカウンセリングを予約しました。(診察の内容はほぼ同じです。ただ、前回聞けなかった質問などは聞くことが出来ました)
 

悩みと向き合う(30代)part1

30代も半ばに入ったある日、意を決して皮膚科を受診してみることにした。
※ここで「皮膚科」を強調しているのは、散々婦人科へ行っても何も解決しなかった過去があり、自分の中で、「デリケートゾーンの悩み」=「皮膚の悩み」なのだから皮膚科に相談してみようと考えが切り替わった重要なタイミングだったからです。また、デリケートゾーンの繰り返す強い痒みについてインターネットで調べていたところ、癌を引き起こす可能性のある病名もいくつか出てきました。とても怖くなってちゃんと自分の悩みに向き合おうと思いました。
 
受診した皮膚科で言われたこと。
・掻いたことによる肌荒れが酷いのでまずはそれを治すこと
・肌荒れしている状態だと病変など正しく判断できない →これには納得!今まででこんな観点で話をしてくれた医者が居なかったのですごく納得した
・インターネットで調べた癌につながるようなものではおそらくないだろう
→安心した
 
痒み止めの飲み薬とステロイドの入った塗り薬を処方され、病院を後にしました。
デリケートゾーンの痒みについて病院を受診して「痒み止めの飲み薬」を処方されたのは初めてでした。
上にも書いたように、痒み止めを飲むことで痒みを無くし、皮膚を掻かないようにする。その間にステロイドで皮膚を回復する。皮膚が回復すれば痒みもおさまる。それでも痒みや皮膚の異常が見られれば別の病気の可能性もあるといロジックのよう。この治療/診断の流れにはとても納得したし、私の行った婦人科ではこんな流れには決してならなかった。皮膚科に行って良かったと思った。
処方された薬を飲んでいた1週間テキメンに薬が効いて痒みから解放された最高の一週間だった。
しかし、、この後私は真剣に症状に向き合わず、病院も皮膚科でデリケートゾーンを見せるのも恥ずかしく2回目の診察に行かず、また痒みの生活に戻ってしまいました。
それから数年後の2021年1月に痒みが酷くなり、痒みで寝不足になる日々が続き、ついてに真剣にこの痒みと向き合おうと思いました。(この時たまたまパートナーもいなかったこともあって真剣に向き合おうと思えたのかもしれません)

デリケートゾーンの悩み(10代〜20代)

少なくとも10代のころからデリケートゾーンのかゆみがありました。
大学時代は忙しく、そのストレスもあってか、デリケートゾーンが痒くなることがよくありました。
痒みについて誰にも相談しなかったし、真剣に向き合っていませんでした。
ただ毎日の痒みはあるので、よく調べることもせず、きっと何かの菌のせいだろうと思い、アルコール消毒液を買ってきて紙にアルコールをつけてデリケートゾーンを拭いてみたり。。
拭いた途端に激痛が走り、さすがにこれはダメだと思った、バスルームでのあの出来事を今でも覚えています。
夜になってベットに入ると体温が上がるせいか、痒みが出てきて寝ている時は無意識に掻いてしまう。日中に掻かないでいられても、夜に搔いてしまうので、いつまで経っても掻き傷は治らず、悪循環を繰り返すばかり。
寝てる姿を家族以外の誰かに見られたらと思うといつも外泊は不安でした。(痒みのせいで、いつも手はパンツの中にあったから。)
 
20代、社会人になり、痒みの悩みは解決しておらず、夜になると無意識に陰部を搔いて、日中はその傷がしみたり、痛くなったり、その違和感に悩まされ、夜はベッドに入るとまた痒くなり掻いてしまう。時には寝れないくらいの痒みに悩まされる時期もありました。
特に夏は汗もかくので蒸れが酷く、それがさらに痒みを引き起こす。このころには大陰唇の皮膚もかなり肥大していました。
小陰唇と大陰唇の間が特に痒くて搔いていたので皮膚が真っ白、一部は象の皮のようになっていました。掻き傷が出来て直ってまた出来てを繰り返した肌はボロボロでした。
何度か婦人科に相談に行ったけど、カンジダでもない、原因不明で適当な薬を処方されるだけで何も改善しませんでした。